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Diarkis のメトリクスシステムで強化するオンラインゲームのリアルタイム分析

Published on
2025-05-26

Diarkis の組み込みメトリクスシステムで実現するオンラインゲーム分析の高度化

オンラインマルチプレイヤーゲームの世界では、リアルタイム分析と可観測性 は欠かせない要素です。これらは単にシステムの健全性を保つだけでなく、プレイヤー体験の最適化、問題のデバッグ、ゲーム設計における意思決定を支える重要な基盤となります。

サーバー負荷、接続安定性、プレイ傾向 といったメトリクスを収集・可視化することで、開発者はゲーム全体のパフォーマンスを把握し、問題発生時に迅速な対応が可能になります。

なぜマルチプレイヤーゲームにメトリクスが必要なのか

現代のマルチプレイヤーゲームは、複数のリージョンやタイムゾーンにまたがる 分散型サーバークラスタ 上で動作しています。このような環境では、システムの状態やユーザー行動をリアルタイムで可視化することが不可欠です。

メトリクスによって、ゲーム開発スタジオは以下を実現できます:

  • インフラの健全性監視(CPU 負荷、メモリ使用量、ネットワーク帯域など)
  • プレイヤーの同時接続状況やエンゲージメントの追跡
  • ピーク時のボトルネックや遅延の特定
  • 新機能(例:マッチメイキングモードやソーシャル機能)の利用状況分析
  • ライブオペレーションやゲームバランスの判断材料の提供

メトリクスシステムがなければ、これらの情報は推測に頼ることになり、障害の発見や改善の遅れ、プレイヤー体験の低下を招く可能性があります。

Diarkis:可観測性を内包するリアルタイムミドルウェア

Diarkis はリアルタイムアプリケーション向けに設計された高性能ネットワークミドルウェアであり、その中核には 組み込み型メトリクスシステム が実装されています。このメトリクス機能は全てのサーバーノードにわたり動作し、オンラインゲームにおける「すぐに使える可観測性」機能を提供します。

Diarkis メトリクスシステムの主な機能

同時接続ユーザーのトラッキング

各サーバーノードごとの アクティブ接続数 をリアルタイムで監視でき、リージョン別のトラフィック傾向や容量計画に活用できます。

パケットレベルのテレメトリ

ミドルウェアは、クライアントとサーバー間でやりとりされる パケットの量や頻度 をプロトコル別(TCP、UDP、RUDP)に記録します。これは、ネットワーク異常や不正挙動(例:フラッディング)を診断するうえで重要な情報となります。

マッチメイキング分析

マッチメイキングの試行回数、成功率、失敗率、マッチングに要した時間 などを追跡することで、協力プレイや対戦機能の効率性を評価し、改善ポイントを明らかにします。

カスタムメトリクス対応

Diarkis は カスタムメトリクス定義 をサポートしており、以下のようなドメイン特化型データも収集可能です:

  • ゲーム内通貨の流れ
  • ルームごとの通信遅延
  • アクションごとのエラー率
  • プレイセッションの継続時間

柔軟な出力形式

Diarkis は JSON および Prometheus 互換形式 による出力に対応しています。

  • JSON は ELK スタックや Datadog といったログ集約・分析ツールへの取り込みが容易です。
  • Prometheus との統合により、Grafana でのリアルタイム可視化や時系列分析がシームレスに実現できます。

ゲーム開発者と運用チームにとっての利点

Diarkis のメトリクスシステムは、従来複雑だったテレメトリ設計を 即利用可能な仕組み へと変換します:

  • DevOps 負荷の削減:独自のメトリクス収集基盤を開発・保守する必要がなくなり、開発者はゲーム体験の改善に集中できます
  • 迅速なインシデント対応:リアルタイムメトリクスにより、通信障害や遅延の原因を迅速に特定可能
  • スケーラブルな分析環境:数百万規模のユーザーでも軽量で一貫したメトリクス収集が可能
  • プレイヤー体験の向上:常時監視により、遅延の削減、マッチング改善、イベント安定性を実現

グローバルマルチプレイヤーゲームにおけるユースケース

Diarkis を導入したグローバルゲームでは、東京・フランクフルト・ニューヨークなどに展開された各サーバーノードがそれぞれのメトリクスを記録し、中央モニタリングシステム により集約・分析されます。

例として、以下のようなダッシュボードが構築可能です:

  • 地域別のライブ同時接続数
  • マッチメイキング遅延のヒートマップ
  • トラフィック量の多い上位 10 ルーム
  • プロトコル別のパケットロス率
  • カスタム KPI(例:ボス撃破率、モード別の離脱率)

このような可視化により、開発スタジオは技術基盤とゲーム体験の両方を継続的に最適化できます。

結論

リアルタイムかつ堅牢なメトリクスシステムは、現代のオンラインマルチプレイヤーゲーム運用において 必須のインフラ要素 です。Diarkis の組み込みメトリクスモジュール は、拡張性・低遅延・柔軟な出力形式を兼ね備え、既存の分析基盤との統合も容易にします。

Diarkis を導入することで、ゲームスタジオは単なる通信ミドルウェアではなく、グローバル規模のマルチプレイヤーゲームを支える強力なインフラパートナー を手にすることができます。

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