Diarkis、防衛装備庁防衛イノベーション科学技術研究所主催の共創イベント「エビノベ 大文化祭」にて 「Best Coverage賞」を受賞 〜ゲーム向け通信技術を活用し、過酷な環境下での意思決定・行動の高速化を提案〜

株式会社Diarkisは、2026年3月5日に防衛装備庁 防衛イノベーション科学技術研究所が主催した“防衛×民生”エコシステム共創イベント「エビノベ大文化祭」に登壇し、「Best Coverage 賞」を受賞したことをお知らせいたします。本イベントは、急速に進歩する民間の先端技術を防衛分野へ取り込み、産学官の共創を推進し、防衛イノベーションを創出する目的で開催されました。
■ 受賞の背景と評価ポイント
当社は、ワークショップにおいて、通信が途切れやすい過酷な環境(※1)下で、多数の無人機(ドローン)を連携・制御するためのネットワークソリューションを提案しました。表彰式では、当社の分散型ネットワークエンジンが「OODAループ(※2)全体を網羅して高速化する通信基盤を実現しうるアイデア」として高く評価され、防衛イノベーション科学技術研究所長より本賞が授与されました。
■ 提案内容の概要:ゲームの技術で「止まらない超低遅延通信」を実現
災害対応や防衛といった複雑な状況下では、多数の機器が一斉に通信することによる「電波の混雑」や、外部要因による「通信の寸断」が致命的な課題となります。当社は、大規模オンラインゲームで実証済みの超低遅延および通信が途切れない技術を応用したソリューションを提示しました。中央サーバーに頼ることなく、無人機同士が自律的にネットワークを構築・修復し、瞬時に最適な役割分担を行う仕組みです。
これにより、いかなる過酷な通信環境下においても、システムが「死なず」に連携し続け、意思決定から実行までのプロセスを人間・従来システムの認知限界を超える速度で回し続けることが可能になります。
■ 今後の展望
今回の受賞により、当社のエンターテインメント領域で培われた通信技術が、極めて高い信頼性が求められるデュアルユース分野においても有効であることが示されました。今後もハードウェアやAI技術を持つ様々な企業とのパートナーシップを推進し、次世代のリアルタイム通信基盤の提供を通じて、社会インフラの安全性とレジリエンス向上に貢献してまいります。
※1 過酷な環境(DDIL環境): 電波妨害やインフラ破壊等により、通信の切断・断続・帯域制限が常態化する極限のネットワーク環境のこと。
※2 OODAループ:状況を①観察(Observe)し、②情勢判断(Orient)を行い、③意思決定(Decide)を下して、④行動(Act)に移すという、意思決定から実行までのサイクルのこと。変化の激しい状況下で優位に立つための重要な概念とされる。
■ 株式会社Diarkisについて
Diarkisは、2019年に設立された、n 対 n の双方向リアルタイム通信基盤を開発・提供するテクノロジー企業です。大規模オンラインゲームで求められる「超低遅延」「耐障害性」等の要件を満たす非中央集権型分散サービスメッシュ「Diarkis」は、『TEKKEN 8』などの世界的タイトルで採用されています。現在ではゲームにとどまらず、防衛、モビリティ、スマートシティなど、リアルタイム性とスケーラビリティが求められるあらゆる産業システムへの導入が進んでいます。


