画一的なマッチングの終焉 ― AI と Diarkis MatchMaker が変えるかもしれないオンラインゲームの未来

ここでは数ある Diarkis のモジュールの中から、Diarkis MatchMaker について少しお話しさせてください。名前の通り、マッチングをするためのモジュールです。JSON 形式でルールを自由に作ることができるだけではなく、自分でロジックを書いて実装することも可能です。Diarkis MatchMaker が他のシステムと大きく違うのは、DB やメモリストアを必要としないところです。バックグラウンドで検索処理を走らせて待たせるのとは違い、全てのマッチ検索がオンデマンドで実行されます。だから処理待ちもなく、DB による根詰まりもなく、メモリストアによるセグメント化 ― マッチングの母数が分割されてしまう問題 ― も起きません。マッチングの速度と質に関わる問題が、構造的にありません。
最後に、AI と Diarkis MatchMaker を組み合わせることで実現できる新しいマッチングについて少しお話しできると嬉しいです。今のマッチングは、パラメーターを一生懸命に調整して、なるべくクオリティの高いマッチができるよう「人の手」で努力しています。もちろんプレイヤーから集められるデータも活用されていますが、僕は近い将来、プレイヤーごとの「遊び方」によって AI が動的にマッチングのパラメーターを調整して、それぞれが「楽しい」と思えるマッチが実現できるのではないかと考えています。プレイスタイルにあったマッチング、遊び方によってマッチングの仕方が変わる ― そんな新世代のマッチングが実現できると思っています。
Diarkis MatchMaker は自分でコードを実装できる仕組みになっているので、そこに AI を掛け合わせることで、これまでになかったオンラインゲームの遊び方が生まれると僕は信じています。
実際にどんな未来が来るのか、想像してみると
少し個人的な話をさせてください。僕は競争ごとが苦手で、あまり厳しい相手と対戦したくないタイプです。ゆる〜く対戦できるような、似たような思いを持ったプレイヤーとマッチできたら嬉しいなと思っています。一方で、ギリギリの駆け引きを味わいたいアドレナリン大好きなプレイヤーもいますよね。そういうプレイヤーは、同じような体験を求めているプレイヤーとマッチして遊べるようになる。
これまでのマッチングは、仕組み上どうしてもプレイヤーごとの好みを汲み取ることができませんでした。でも、僕が思い描く新しいマッチング ― AI × Diarkis MatchMaker ― は、プレイヤーそれぞれの「遊び方」に合わせることができます。
プレイヤーそれぞれの「楽しい」にあったゲームの遊び方が実現する日も、そう遠くないと僕は思っています。そしてその道の一つが、Diarkis MatchMaker と AI の組み合わせだと信じています。


