リアルタイム通信を活用した新サービスの開発を支援するプロフェッショナルサービスを本格提供
リアルタイム通信エンジンの開発、提供を行う株式会社Diarkis(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:高橋 信頼、以下Diarkis)は、2021年11月17日、リアルタイム通信エンジンを活用した新たなサービスの開発を行う企業向けに、通信やサーバ技術の専門家として、技術的なコンサルティングを行うプロフェッショナルサービスの本格提供を開始しました。
昨今、メタバース*1が注目されているように、通信環境の進化により、ゲームやVRサービスなど、仮想空間に多数が同時接続することを前提としたサービスが増加しています。5G、そして将来的には6G時代が到来し、高速大容量通信を活用した革新的なサービスが生まれる土壌が整いつつあります。しかし、既存のリアルタイム通信エンジンには、多数同時接続を処理するコスト、大規模なリアルタイムシステムを運用する負担、そして接続性の担保という3つの課題があり、これが、数万人を超える規模での多数同時接続を安定的に実装する障壁となっています。
Diarkisが開発・提供するリアルタイム通信エンジン「Diarkis」は、分散型サーバ構成や通信量の増減に応じて柔軟にサーバのスケール管理する機能などにより、このような課題を解決します。今回、Diarkisでは、リアルタイム通信やサーバ技術の専門家として、サービスの構想段階からコンサルティングを行うプロフェッショナルサービスの本格提供を開始しました。これにより、10万人規模の同時接続など、従来のリアルタイム通信エンジンの制約に囚われないコンテンツの開発を支援します。
今後は、ゲームやVRサービスなどのコンテンツ開発会社や通信キャリアへのサービス提供を視野に、「Diarkis」の活用手法の検討や実装に向けた支援を行っていきます。Diarkisでは、年度内にプロフェッショナルサービス5件の受注、次年度に20件の受注を目指します。
- 1メタバースとは
「メタバース」という言葉は、アメリカのSF小説作家であるニール・スティーヴンスンが 1992 年に発表した著作「スノウ・クラッシュ」の中で、初めて用いられた。作中で、メタバースは、架空の仮想空間サービスの名前として登場したが、技術革新によって本当に仮想世界が構築され始めたことにより、いよいよ現実のものとなった。現在では、作中と同様に「仮想空間サービス」の総称として、メタバースという言葉が使われている。現在では、「メタバース」という言葉は、広く仮想空間サービスの総称として用いられている。昨今、仮想空間サービスを提供する企業は急激に増加しており、仮想世界に空間を構築するすべてのサービスはメタバースという括りに当てはまる。そして、メタバースはあくまで仮想空間を実現するためのサービスであるため、「メタバースを用いてどんなサービスを実現するか」は、メタバースを利用する事業者によって様々である。
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